東方列伝 永夜抄キャラ




■闇に蠢く光の蟲
 リグル・ナイトバグ

■りぐる・ないとばぐ
 蟲を操る程度の能力を持つ妖蟲。気持ちの悪い蟲を召喚されるとこちらとしてもとても迷惑。寒さと殺虫剤に弱い。
 空色さんの作品。光る可能性がある。




■闇にたむろう変な蟲
 リグル・ナイトバグ

■りぐる・ないとばぐ
 蟲を操る程度の能力を持つ妖蟲。気持ちの悪い蟲を召喚されるとこちらとしてもとても迷惑。寒さと殺虫剤に弱い。
 空色!さんの作品。右の触覚だけがはしゃぎすきたのか、はたまた誰かに引っ張られ伸ばされたのか、かなり巻き数が多くなっている。そうこれはシビアな仕掛け絵なのである。
 ちなみにリグルはメスなのでお尻は光らないが、この絵に描かれた顔面はとても中性的で、いつ股間から光が放たれてもおかしくないように見える。
 大胆にデフォルメされた手に対して、頼もしいその顔面とのアンバランスさは、一種の現代派を思わせる描きぶりである。



■夜雀の怪
 ミスチー(ミスティア・ローレライ)

■みすちー(みすてぃあ・ろーれらい)
 歌で人を狂わす程度の能力を持った夜雀。人を鳥目にする事もできるという迷惑さも持つ。彼女の歌声は人を惑わせる。とてもうるさいらしい。
 空色さんの作品。この表情に一目ぼれをするものは少なくない。




■夜雀の怪ラストワード
 みすちー(ミスティア・ローレライ)

■みすちー(みすてぃあ・ろーれらい)
 歌で人を狂わす程度の能力を持った夜雀の二回目。
 空色さんの作品。服の辺りが少し原作に近くなった。すこしかげりのある顔で歌う歌は、何なのだろうか。彼女はまだまだ秘密に包まれている。




■夜雀の怪物
 怪物、みすちー(ミスティア・ローレライ)

■かいぶつ、みすちー(みすてぃあ・ろーれらい)
 歌で人を狂わす程度の能力を持った夜雀の怪物。人を鳥目にする事もできるという迷惑さも持つ。彼女の歌声は人を惑わせる。それは怪物的な五月蝿さらしい。
 空色氏の作品。随分と陽気である。彼はとてもミスティアに執着があり、これまでに(ここに展示されていないものも含めて)5作のミスティアを描きあげている。そのどれもが傑作と呼ばれるにふさわしいものだが、彼に言わせれば、「一番目のみすちーが、一番人を笑わせる力があった」という事である。残念ながら空色氏が一番目に描いたミスティアの絵は残されていないが、それをじかに見た私は、驚愕で声も出なかった事を憶えている。



■歴史喰い
 きもくないほうのけーね(上白沢慧音)

■きもくないほうのけーね(かみしらさわけいね)
 歴史を食べる(隠す)程度の能力をもつ、ワーハクタク。普段は人間であるが、満月の夜だけは白沢(はくたく)と呼ばれる聖獣に変身する。人間時は、歴史を喰う能力。白沢時は、幻想郷の全ての知識を持ち、歴史を創る程度の能力を持つ。歴史家。
 空色さんの作品。スカートのみがその特徴を残している。シュールな作品である。



■歴史喰いの復活
 復活したきもくないほうのけーね(上白沢慧音)

■ふっかつしたきもくないほうのけーね(かみしらさわけいね)
 歴史を食べる(隠す)程度の能力をもつ、ワーハクタク。普段は人間であるが、満月の夜だけは白沢(はくたく)と呼ばれる聖獣に変身する。人間時は、歴史を喰う能力。白沢時は、幻想郷の全ての知識を持ち、歴史を創る程度の能力を持つ。歴史家が復活した。
 空色さんの作品。口から流れる血に興味を惹かれるが、その正体は、前夜の白沢時に何かを食べた後のものだった。「おそるべし知識人!!」とあるが、真におそるべしはその顔である。カジュアルな作品となった。




■地上の兎
 因幡てゐ

■いなばてゐ
 人間を幸運にする程度の能力をもつ妖怪兎。永遠亭に住む大量の兎のリーダーであり、気性が激しい。
 俺が描いた。人参を突き刺すところ。




■狂気の月の兎
 ウドンゲ(鈴仙・優曇華院・イナバ)

■うどんげ(れいせん・うどんげいん・いなば)
 狂気を操る程度の能力を持つ月の兎。その赤い瞳には、地上の兎の何倍もの狂気が宿っている。永遠亭のペット的存在。ウドンゲの弾幕は弾丸を全方位に飛ばすものだが、どう見てもあれは座薬だ。
 空色さんの作品。腕がないように見えるのは俺だけだろうか。




■狂気の月の兎がまたやった
 またやったウドンゲ(鈴仙・優曇華院・イナバ)

■またやったうどんげ(れいせん・うどんげいん・いなば)
 狂気を操る程度の能力を持つ月の兎がまたやった。その赤い瞳には、地上の兎の何倍もの狂気が宿っている。永遠亭のペット的存在がまたやった。ウドンゲの弾幕は弾丸を全方位に飛ばすものだが、どう見てもあれは座薬だ。
 空色さんの作品。上の絵と変わらないのは耳の状態。常にこの状態を保っているのだろうかと沢山の人々に疑問を抱かせる。なめんなのせりふのあとに、ウサとあるのが可愛さあまって憎さ500万倍。ここまで来ると、ただ憎いだけである。余談だが、この瞳をもう少し下に下げてあげて欲しい。




■やる気なし! 狂気の月の兎

 怠惰ウドンゲ(鈴仙・優曇華院・イナバ)

■たいだうどんげ(れいせん・うどんげいん・いなば)
 狂気を操る程度の能力を持つ月の兎。その赤い瞳には、地上の兎の何倍もの狂気が宿っている。永遠亭のペット的存在といわれても、この顔では信用できない。ウドンゲの弾幕は弾丸を全方位に飛ばすものだが、どう見てもあれは座薬だ。
 空色さんの作品。やる気のなさを前面にアピールするような視線に、腹の立たないものは少ないだろう。まるで仕事をしてなさそうである。顔も、どことなく腹が立つ。まるでこの顔は、「醤油って沢山飲むと塩分過剰摂取で死んじゃうのに、あ〜あ」といっているようにも見える。後ろの狂気の目も微妙にやる気がない。




■月の頭脳
 えーりん(八意永琳)

■えーりん(やごころえいりん)
 あらゆる薬を作る程度の能力を持つ月人。天才で、本当は永遠亭の主である輝夜よりも飛びぬけた力を持っているが、つねにそれが輝夜を上回らないようにセーブしている。天才。天才。えーりん。えーりん、えーりんえーりん助けてえーりん。と、こういうわけである。
 俺が描いた。やる気のなさげなこの顔に、生気が戻る時は来るのだろうか。今はただ、右腕を振るだけだ。




■永遠と須臾の罪人
 てるよ(蓬莱山輝夜)

■てるよ(ほうらいさんかぐや)
 永遠と須臾を操る程度の能力をもつ月人。月の姫で、永遠亭の主。月にいた頃、えーりんの作った禁じられた秘薬「蓬莱の薬」に手を出してしまい不死の身となるが、その大きな罪を犯した罰を受けるため、地上に落とされる。そこである地球人に見つかり、輝夜と言う名前で暮らす事となる。
 俺が描いた。ぺちゃぱい、という事だけを意識して描いた。すると、これが出来上がった。




■歴史喰い
 きもけーね(上白沢慧音)

■きもけーね(かみしらさわけいね)
 歴史を創る程度の能力を持つ、白沢。人間時のけいねが白沢となったもの。角が生え、リボンをつけている。何故リボンなのかは不明。確かなのは、そのせいできもいといわれるようになった事だけだ。
 空色さんの作品。やはり特徴は角とそのリボン、そしてスカートの三点に集約される。そして、いらないところを最大限削り取った傑作がこれである。




■蓬莱の人の形
 もこたん(藤原妹紅)

■もこたん(ふじわらのもこう)
 老いる事も死ぬ事も無い程度の能力をもつ人間。かぐやが地上を去る(とみせかけた)際、おいていった蓬莱の薬を服用してしまったせいで、永遠に生きる事となる最大の犠牲者。実は、かぐやに求婚をしたが難題をふっかけられ、恥をかかされたある人物の、娘である。
 俺が描いた。もこたんという愛称からは想像もできないような目の形をしている。




■蓬莱の人の形は蓬莱人形とかぶっている
 もっこす(藤原妹紅)

■もっこす(ふじわらのもこう)
 老いる事も死ぬ事も無い程度の能力をもつ人間。かぐやが地上を去る(とみせかけた)際、おいていった蓬莱の薬を服用してしまったせいで、永遠に生きる事となる最大の犠牲者。実は、かぐやに求婚をしたが難題をふっかけられ、恥をかかされたある人物の、娘である。
 俺が描いた。少しは人間に近づいただろうか。服の左右の袖の長さは違うように見えるだけで、実は色々な事情があって同じなのである。そこに気づいたであろうか?
 やはり、もっこりもこぉは変なポーズが似合う。
 本当は、もっこりもこぉの名のとおり、股間の辺りをもっこりさせたかった、とは作者談。




■皆仲良し怪物連盟

 けーね、りぐる、みすちー

■けーね、りぐる、みすちー
 空色画伯の作品。左からけーね、りぐる、みすちーと並んでいる。特徴的なけーねの帽子はよく見ると盆栽だとある。鉢植えにわざわざ「ぼんさい」と明記するその行為に、けーねの几帳面さが如実にあらわれていると言っていいいだろう。しかし、その几帳面さは自分の服装にまでは回らなかったようだ。
 まるでどこかのホラー映画のワンシーンのごとく登場する真ん中のリグルは、やはり右の触覚だけ巻き数が多い。そして唯一リグルだけ、口から毛とともに音符が発射されていない。
 右側で熱心に歌唱にはげむみすちー。歌う事に集中しすぎ、胸から下の部分がなんだか曖昧になっている。そして、帽子の羽は右側が大きく、さらに背中の羽まで右側をえこひいきして描かれている。リグルの事といい、今回はおそらく「右」というものに最大のキーワードがありそうである。
 とっても仲良し、の記述の隣にひっそりとたたずむ「ハートマン」は、カタツムリ的な生々しさで、これからかなり多くのファンを生みそうである。